アコムやアイフルといった大手消費者金融は、審査時間を「最短30分」としていますが、本当に30分で審査が終わるのか、気になりますよね。

そこでお金の研究所では、アコム、アイフル、プロミス、レイク、SMBCモビットの利用者200人を対象に、カードローン審査にかかった時間についてアンケート調査を実施しました。

結論からいうと、200人中51人は「審査が30分で完了した」と回答しています。

つまり「消費者金融の審査は本当に30分で完了することがある」ということです。

ただ審査にかかる時間は、申し込んだ時間などさまざまな要因で短くなったり長くなったします。

今回の調査では、申込時間や申込方法も調査し、審査にかかる時間の傾向も調査したので、審査時間を短くしたいときはぜひ参考にしてください。

消費者金融の審査時間が30分以内だった人は全体の25.5％

アコム、アイフル、プロミス、レイク、SMBCモビットの利用者をそれぞれ40人ずつ、合計200人を対象にアンケート調査をしたところ、25.5％の人が審査時間30分以内で完了したことがわかりました。

また「1時間」と回答した人も34.5％いることから、全体の60％の人が1時間以内に審査が完了したという結果となりました。

大手消費者金融なら、申し込みから1時間以内に審査が終わる可能性が高いと言えます。

消費者金融ごとの審査にかかった時間は以下のとおりです。

また、30分以内に審査が終わった人も多いことがわかります。アコム（12人）、アイフル（10人）も30分で審査完了する人が多いことがわかりました。

「審査が1時間で完了した」と回答した人は、レイク（16人）が多かったです。

ただ、その他の消費者金融も12～15人の人が1時間で完了したと回答しているため、消費者金融による大きな違いはないようです。

9時～12時に申し込んだ人は比較的審査時間が短い

今回の調査結果から申し込み時間別の審査時間を比較したところ、1時間以内に審査を終わらせた人は、9時～12時の午前中に申し込みをした人が最も多いことがわかりました。

平日の夕方以降は仕事終わりの人の申し込みが増える時間帯でもあり、また勤務先の営業時間が終了してしまうと在籍確認がとれずに、審査結果が翌日以降になる可能性が高くなります。

アンケート調査からも、18時以降に申し込みをすると審査結果が翌日以降に届いた人が増えることがわかりました。

平日仕事で申し込みが難しい方は、朝の通勤時間やお昼休憩の間に申し込むことをオススメします。

また大手消費者金融は24時間Web申し込みが可能ですが、24時間ずっと審査を行っているわけではないので21時以降の審査結果は翌日以降となることを覚えておきましょう。

自動契約機で申し込んだ人は審査時間が短い傾向にある

カードローンを紹介するサイトでよく、「Web申し込みが早い」という記述をよく見かけるので、実際はどの申し込み方法が審査結果を早く知れるのか調査してみました。

Web申し込み、電話、店頭窓口で申し込みをした人は、それぞれ1時間で審査結果がわかった人が多い結果となりました。

一方自動契約機（無人契約コーナー）で申し込みをした人は、30分で審査が完了した人が47.5％と、一番多いことがわかりました。

お急ぎの方はお近くの自動契約機で申し込みをすると、審査時間が短くなるかもしれません。

ただし自動契約機からの申し込みはデメリットがあります。

• 店舗に行く手間がかかる
• 審査が終わるまでその場で待つ必要がある
• 店舗に入るところを誰かに見られる可能性がある

これらのデメリットを避けたい方は、24時間いつでもどこでもスマホから申し込みができる、Web申し込みをするとよいでしょう。

審査落ちの場合は審査時間30分で終わる人が多い

今回のアンケート審査では、回答者の皆さんに審査結果の合否について伺い、審査の合否結果による審査時間の傾向を調査しました。

合否結果による審査時間の傾向を調査したところ、審査に通った人は「審査時間1時間」が37.8％と最も多く、審査に落ちた人は「審査時間30分」が44.4％と最も多いことがわかりました。

審査落ちの人は、審査結果が比較的早く通知されるようです。

審査に落ちた人に、審査時間が短かった要因について思い当たることを聞いてみました。

このように他社での借り入れがあったり、過去の借り入れで返済遅れがあったことで、すぐに貸付不可と判断されて審査結果が早く出たようだ、との回答が多かったです。

申込内容から、審査落ちが決まる人は在籍確認をする必要がないので、その分早く審査結果が伝えられるのかもしれません。

一方審査に通る人は、勤務先への在籍確認が必要となるため、審査に落ちる人よりも審査時間がかかる傾向にあると考えられます。

審査時間が長い人の特徴は「不安定な職業」「他社借入がある」

審査時間が長いと感じた人を対象に、審査が長くなった要因として考えられることをたずねました。

するとフリーランスで働く人や転職したての人から、手続きに手間取ったという意見が寄せられました。

職業が不安定ですと、きちんと返済できるかどうかを見極めるために、審査時間が長くなってしまうのかもしれません。

職業に関すること以外に、他社での借入があったことで審査時間が長くなったと回答した人もいました。

フリーランスの方や、他社で借入をしている人は審査に時間がかかる可能性があるため、早めに申し込むことを心がけましょう。

参考：他社借入があってもお金を借りる方法！他社借入金ありでもカードローン審査に通るコツ

審査時間を短くするコツは「収入に見合った希望額で申し込む」

審査に通過した人で、審査時間が30分だった人に「審査時間が短かった要因」について尋ねたところ、「借り入れ希望額が少なかった」という回答が多くみられました。

できるだけ審査時間を短くして審査に通るためには、できるだけ借入希望額を少なくするとよいかもしれません。

また今回のアンケート調査で、「審査時間を短くするために工夫したことはありますか？」とたずねたところ、事前準備をきちんとしていた人が多いことがわかりました。

また早く審査を終わらせるために、電話等で急いでいることを伝えたという人も多かったです。

お急ぎの場合は、これらの意見を参考に申し込み手続きを行うとよいでしょう。

【まとめ】大手消費者金融の審査時間はさまざまな要因に影響される

今回のアンケート調査では、審査時間はさまざまな要因に影響されることがわかりました。

最後にアンケート調査の結果から、審査時間が短くなる方法をまとめたので、カードローンに申し込む際は参考にしてください。

今回のアンケート調査から、消費者金融のカードローン審査は30分で完了する場合があるとわかりました。今すぐ現金が必要な方には大変便利なサービスだと思います。

ただし30分で完了する人の中には、他社借入などで在籍確認をする前に審査落ちが決まった人も含まれているため、およそ1時間くらいはかかると思って申し込むとよいでしょう。